• 2017年12月15日

元宋の『赤』

 キャンパス内には、いろいろな所に由緒ある絵画や美術品が飾られています。その中で、とても印象的なのが、上の写真の絵画です。この絵を見たことがありますか?  奥田元宋の作品です。11月10日のブログで紹介した『歓びの像』の作者で人形作家の奥田小由女の夫です。1912(明治45)年に広島に生まれ、上京して画家生活を始めましたが、戦争が激化して1944(昭和19)年に故郷の広島に疎開しました。第5回新日 […]

  • 2017年12月8日

クリスマスツリー

 クリスマスと聞いて、皆さんがイメージするのは、どんな色でしょう。緑、赤、白、金、銀など、きっと色々思い浮かべることでしょう。こうした色は、クリスマスツリーの飾りによく使われていますね。 (本学3号館前のクリスマスツリー)  クリスマスが近づくと、あちこちで見かけるクリスマスツリーですが、日本では「ウラジロモミ」や「ドイツトウヒ」という種類のモミの木が多く用いられるのだそうです。ドイツの神学者で宗 […]

  • 2017年12月1日

このイチョウはどこにある?

 先週のある朝、イチョウの葉があまりにも美しく輝いていたので、携帯で撮影したのですが、逆光で葉の輝きまでは再現できていないようで残念です。どこにあるイチョウかわかりますか?  さて、モミジは赤、イチョウは黄など、木の種類によって何色に変わるかはだいたい決まっていますから、遠くからみても、この写真はイチョウの木だとすぐわかりますね。でも、こうした色はどのようにして決まるのでしょうか。  2年ほど前に […]

  • 2017年11月24日

大島サイト・リノベーション in 秋桜祭「竹の弧、石の個」

 これは何の写真だと思いますか。  11月11日㈯、12日㈰は、昭和女子大学の秋桜祭。2日間で22,127人もの方々が参加してくださいました。「輝」をテーマに、実行委員長をはじめ141人もの実行委員が、企画・運営を行い、すばらしい2日間でした。今年も多数の団体、学科、研究室、クラブ、サークルをはじめ、望秀海浜学寮や東明学林、卒業生の光葉同窓会も参加。附属もこども園、初等部、中高部も、同日に昭和祭を […]

  • 2017年11月17日

この像は何を意味しているのでしょう

 建畠覚造は1919年に東京に生まれ、日本の彫刻界では「抽象表現のパイオニア」といわれる人で、父親は同じように彫刻家の建畠大夢。長男として生まれ、東京美術学校彫刻科を卒業後、渡仏しました。1962年から多摩美術大学彫刻科に努め、1966年から教授となりました。  東京文化財研究所のデータベースによると1967年に第10回高村光太郎賞を、1981年には第12回中原悌二賞を、また、1983年にはヘンリ […]

  • 2017年11月10日

「歓」の像は今どこに

 正門を入って左手に小さな木陰とベンチがあったのを覚えていますか。そこに1メートル程の像が据えられていました。この一画は、大学9号館が完成して246号沿いの土地の一部も本学が購入したため、正門あたりがより広く使えるようになり、現在改装中です。  そこにあった像は「歓」と名付けられたもので、現在は大学5号館の中高部よりのグランドの植込みに移動しています。 (大学5号館の中高部よりのグランドに移動した […]

  • 2017年11月3日

「楚形昭韻」

 ブログのタイトルについて、何のことかわかりますか?昭和学園のどこにあるでしょう?  「楚形昭韻」は、1992(平成4)年の5月2日の昭和女子大学の創立記念日に世界で初めて演奏された編鐘のことで、アメリカのボストンやオーストラリアでも、写真が紹介されました。「世界で初めて」というのは大げさですが、きちんとした楽譜も無く、どのような楽曲をどのように演奏するのかもよくわからない中で、演奏が試みられまし […]

  • 2017年10月27日

秋桜祭のこれ何でしょう

 始まりは、「学芸展覧会」と呼んでいた行事を、昭和32年6月から「昭和祭」と名付けて、大学から高中小学校と幼稚園を含めて、学生・生徒・児童・園児のご家族や恩師、友人などを招いての学園を挙げての行事となりました。この頃、多くの学校がお祭り的な催しとして位置づけ、「文化祭」を開催していました。昭和では、研究発表を行う機会として、各部が統一したテーマのもと、研究発表をしていました。  昭和40年6月の昭 […]

  • 2017年10月20日

学園歌集に見つけた歌

 昭和女子大学附属の中高等部や初等部の卒業生は、学園歌集を各自が持っていたことを記憶していると思います。残念ながら、2003年頃からは、大学では学生に配布しなくなってしまいました。附属では、毎年、生徒や児童に配布しているそうです。 1999年の「学園歌集」の巻頭言に、次のように書かれています。   東京の昭和キャンパスでは、定刻に響きわたるカリヨン(編鐘)のメロディーで1日の生活が始まり […]

  • 2017年10月13日

道の像

 いつもの通学や通勤で通る道だけでなく、ゆっくりとキャンパスを散策しながら、普段通らない道を歩くと、歌碑、石碑、ブロンズ像などがいろいろなところにあるのを見つけます。  今日はその中で、「道の像」について、書いてみようと思います。「道の像」は西門から入って、左手の中高部の1号館に沿って作られている鯉の池の奥、中高部の玄関の近くに置かれています。作者は「現代の円空」とも評され、静寂の中にも温かさのあ […]