【先輩留学生の声】ワルシャワ体験談

国際交流センターでは、先輩留学生の体験談をご紹介しています!
第2弾は大学院 生活機構研究科 福祉社会専攻1年の清野さんです。
清野さんは、大学を休学し、政府奨学金を得て、
2年間ポーランドのワルシャワ大学に留学しています。

清野 悠さん
大学院 生活機構研究科 福祉社会専攻1年

奨学金制度を使って
ワルシャワ大学に留学

大学3年生の時に現代教養学科の海外研修旅行に参加して、
そこでポーランドに関心を持ちました。

どうすれば留学できるのかも知らず悩んでいた時に、ポーランド大使館の職員と会う機会がありました。
薦められたポーランド政府の奨学金試験を受験して、運良く合格しました。
「これはチャンス」と、思い切って休学して留学することを決めました。

異文化の中で生活し、
感性をみがく毎日

ワルシャワは、近代的な建物と歴史的な建物が共存している都市です。
街は、文化科学宮殿を中心として広がっています。
ごみも落ちていない、とてもきれいな街で、治安も良いので安心して過ごせます。
食べ物がおいしい上に物価も安く、なにより人が親切です。
言語以外で苦労したことはほとんどありません。

ポーランドの冬は日が短く、厳しい寒さが続きます。
しかし、秋になると葉っぱが黄色に紅葉します。
ワルシャワでは「黄金の秋」と呼ばれているほど、幻想的な風景を体験することができます。
日本では見られない美しさには、一見の価値があると思いますね。

生活のなかで使うことが
語学力の上達に繋がる

ポーランド語は、欧州一難しい言語と言われています。
大学内や寮では英語が通じても、街に出るとやはりポーランド語を話さなくてはなりません。
今でも苦労していますが、大学以外に語学学校にも通い、
予習復習を欠かさずに行うことで、少しずつ身についていると感じます。

毎日の生活で心がけているのは、ポーランド語を「片言でもとりあえず話す」こと。
スーパーマーケットではなく、個人経営のお店で買い物をする。
英語が通じるところでも、できるだけポーランド語を使う。
現地の人たちとできるだけコミュニケーションをとることが、語学の上達に繋がっていると思います。

日本を外から見ることが
客観的な目を養う

ポーランドという国は、ヨーロッパのどこの国へ行くにも便利で安く、
気軽にどこへでも行けるのが大きな魅力。
自分の足でヨーロッパを回り、見て、聞いて、食べ、話す。
「百聞は一見に如かず」という言葉を、身を持って実感しています。

ワルシャワで生活し、ヨーロッパを旅行し、さまざまな文化や価値観に触れる。
そして客観的に日本を見る目を養うことで、
日本の不思議なところや良いところをたくさん発見することが出来ました。
そして今では、改めて日本が好きだなと思いますね。

悩んでいるなら行くべき!
さあ、恐れずに一歩踏み出そう

テレビやパソコンの前にいれば、みんな平等に情報を手に入れることができる世の中。
だからわざわざ留学に行く必要はないという人もいます。
しかし、自分で知らない世界に足を踏み入れてみることは、貴重な経験となるでしょう。

一人で留学するということは、とても勇気がいることです。
いざとなったら、自分ひとりでなんとかしないといけません。
しかし、荒波に揉まれることで、自分自身がたくましくなったと思います。
恐れずに一歩を踏み出した先に、まだ見ぬ新しい世界との出会いが待っています!

*国際交流センター編集後記*
ポーランド語という難解な言語に取り組んでいる清野さん。
ヨーロッパの国々に行くことで、さまざまな価値観を知って、
あらためて日本が好きになったそうです。
ワルシャワ大学は、今年から昭和女子大学の協定校になりました!
気軽にヨーロッパの国々に行けるというのも、とても魅力的ですよね。
興味を持ったら、気軽に国際交流センターに問い合わせてみてくださいね!