12月14日(水)のお昼休みに、今年の夏に行われた留学プログラム「カンボジア海外教育研修」に参加した学生による「成果報告会」が行われました。
このプログラムは現地での研修に向けて複数の事前講義や実習準備を経て、カンボジア・プノンペン王立大学で実際の実習を行うという内容です。
今回開催された成果報告会は、その集大成としてプログラムの概要から研修を終えてみての成果・課題をまとめる場でした。
成果報告会では、
・プログラムの概要紹介
・プログラム内に行われた実習
・その他カンボジアやNPOなどの国際協力機関について学ぶための訪問についての詳細説明
・それぞれの成果と反省点
について述べられました。
発表内容は、参加者全員で発表担当を上手に分担してあり、とても分かりやすくまとめられていました。
▼日本語教育実習についての説明では、「一万円あったら何を買うか」というグループワークの実施について振り返り、「～たら」という日本語の使い方を学ぶと共に、一万円の価値の物価差についても理解するという工夫などをしていたことがわかり興味深かったです。
▼日本文化紹介では、「お正月の遊び」を取り上げ、折り紙で作るコマを教えました。そのコマを児童たちが気に入って休み時間になっても興味津々で遊んでくれたそうです。
▼英語教育実習ではカンボジアの小学校の特性上、英語塾に通っている子ども達もいるようで、そのため生徒たちの英語力にかなりの差があることを感じたそうです。
▼このような実習を通して教育内容について多くの気付きを得ただけでなく、現地で訪れたポル・ポト政権による虐殺場などで知る事が出来たカンボジアの歴史や、ストリートチルドレンなどの支援のために経営されているショップやレストランでの飲食や購買による支援も、参加者にとってはとても貴重な体験となったようです。
プログラム全体がよく分かる発表であると同時に、次年度以降の参加者のためのアドバイスや注意点なども随所にちりばめられており、今後のプログラム運営の上でも参考になる情報が満載でした！
発表者のみなさん、お疲れ様でした★
とても魅力的で内容の濃いプログラムなので、来年度も実施できることを祈っています。
2017年度の募集は2017年4月下旬を予定しております！興味のある方は次回募集をお見逃しなく！！