日中友好大学生訪中団プログラム参加者からのレポート③

日中友好大学生訪中団の参加者から北京視察の体験記が届きました!
【3日目】
北京に着いて最初に万里の長城に行きました。中国の有名な世界遺産ということもあり、多くの国から観光客が来ていました。今まで教科書でしか見たことがなかったですが、実際に登ってみると予想以上に高い階段が連なっていました。登りにくく感じたのは一段一段高さが違っているからだと気づき、人の手で作られたのだということを体感しました。私は3つ目くらいの休憩場までで引き返してしまったので、いつか頂上まで登ってみたいと思いました。
 
万里の長城の後には、創業公社を見学しました。かつてはショッピングセンターだった建物を様々なスタートアップする企業やインキュベーターと呼ばれる起業に関する支援を行う事業者に貸しているそうです。顧客は中小会社、大手企業、政府などで、それぞれに異なったサービスを提供していて、これからの中国を担って行く可能性を感じました。
その後、交流宴会が行われました。交流宴会では日本側と中国側どちらも出し物を披露しました。私達は東京大学の方々と「世界に一つだけの花」を歌いました。この交流宴会で、中国の方が日本についてどのような興味を持っているのかを教えていただく機会がありました。私が話した学生は万葉集に興味を持っており、日本について調べたいと思ったそうです。中国の大学生と友好を深めることができて嬉しかったです。
【5日目】
故宮博物院は明と清の時代を物語る、かつての紫禁城です。故宮博物院の中心に位置する太和殿は映画「ラストエンペラー」の即位式の舞台として知られる皇帝の儀式会場で、皇帝の座った王座が残っています。ここに永楽帝が座っていたと思うと感慨深かったです。広さにも驚きましたが、永楽帝時代に着工されたものが現在に至るまで存在していることにも驚きました。一番印象に残ったのは皇帝専用の通路です。波と雲を背景に龍を彫刻したもので、龍は皇帝のシンボルであるため、紫禁城の中には沢山の龍が描かれていました。