Virtual Asian Women’s Leadership Program 2021(日中韓プログラム)が実施されました!~参加学生の声~

上海外国語大学(中国)、誠信女子大学(韓国)と本学(日本)の3か国を各大学の学生と共に周遊する「Asian Women’s Leadership Program(日中韓プログラム)」ですが、新型コロナウィルスの影響により、2020年度に引き続き、2021年度もバーチャル日中韓プログラムとして、オンラインでの開催となりました。
「バーチャル日中韓プログラム Asian Women’s Leadership Program 2021」は、10月30日(土), 31日(日), 11月6日(土) , 7日(日) , 21日(日) の全5日間の日程で、講義やグループワーク、3か国混成チームのプレゼンなど全ての行程がオンラインで実施され、日中韓それぞれの大学から10名(韓国のみ9名)ずつ、計29名の学生が参加しました。
様々な観点から女性のリーダーシップについて学ぶ本プログラムですが、7回の特別講義に加え、今回はプロジェクト「Herstory: Digital Story-telling Project」を実施し、日中韓の歴史上の有名な女性人物について、学生自身とのつながりを見つけ紹介する動画を5グループに分かれ作成し、最終日に発表を行いました。
また、初の試みとして、国際的な女性のリーダーグループ「GWL Voices」にも協力いただきました。GWL Voicesのメンバーが各グループにメンターとしてつき、プロジェクトのアドバイスをしていただいたり、最終日には「Intergenerational Dialogue」として、GWL Voicesのメンバーであり国連の平和構築支援事務次長補として活躍されていたJudy Cheng-Hopkinsさんにお話を伺ったりする機会もありました。

☜最終日に撮ったスクリーンショット

本学からの参加学生の一人、ビジネスデザイン学科新井さんにプログラムの感想を伺いました!

■日中韓プログラムへの参加のきっかけと目的について教えてください。

参加の一番の理由は、友人が欲しかったからです!学校のプログラムに参加して、ヨーロッパやアメリカ出身の子と友人になる機会はありました。しかし、アジア圏、特に日本と繋がりの深い中国・韓国の学生と交流する場がありませんでした。また、韓国語を独学で勉強していて、リアルな韓国語に触れ合う場が欲しかったというのも大きな理由です。異文化交流にも興味があったので応募しました!

■7回の講義がありましたが、特に印象に残っている講義、面白かった講義はありますか?

もちろんあります!Hyung Min Lee先生による講義は、全体を通してとても印象に残っています。Lee先生は一貫して、自分らしくいることの大切さを伝えてくださいました。「Be confident to be yourself. Be a leader of your own life.」という言葉は、私が講義を聞きながら取っていたノートに大きく書いてあります。「リーダーというものに対する自身の答えを見つけられるように努力したい。そのためにまず自分らしくいることに自信を持とう!」と思わせて下さいました。また、一人ずつと会話する時間を作ってくださり、オンラインではありましたが目を合わせて聞いてくださる姿が印象に残っています。また、Lee先生の講義を通して、参加学生と距離が縮まった気がします!

■プロジェクト課題「Herstory」のグループワークはいかがでしたか?

最終的に日中韓プログラムに参加してよかったと思わせてくれる活動でした!しかし、最初は中国・韓国の学生と自分の英語力の差に落ち込みました。話し合いになかなか参加できないどころか、会話を聞き取るのが難しい時間帯もありました。それでも、中国・韓国の学生が会話に入れるように配慮してくれる内に、発言することにためらわなくなり、積極的にコミュニケーションを取るようになりました。また、ファイナルプレゼンをつくる過程では、夜遅くまでミーティングする日もありました。それも、グループの仲が深まった良い経験です。中国・韓国の学生との些細な会話から異文化を感じることができたのも、グループワークの魅力だったと思います!

☜プレゼンテーションをする新井さん

■特に印象に残っていることを教えてください。

中国・韓国の学生の語学力です。まず、一番初めの自己紹介で驚きました。とても聞き取りやすい英語の発音で、メモなど見ずに自己紹介していました。私は、自己紹介の順番が最後の方だったので、必死にスクリプトを作っていました。(笑)また、グループワークで英語でコミュニケーションが取れないときは、中国・韓国の学生が日中韓の言語を使用して会話してくれました。英語以外の言語への興味を深めてくれる経験でした。また、日中韓の先生による講義は全て印象深いです。一方的な講義ではなく、生徒の意見を求めてくださったので、聴講しながら考えるということが身につきました。

■日中韓プログラム全体を通して、どんな学び・気づきがありましたか?

全体を通しての学び、気づきは大きく分けて二つあります。一つ目は、自分らしくいることの大切さです。Hyung Min Lee先生の講義では、そのことが特に強調されていました。しかし全体を通しても、自分自身の意見を持つことや表現することが度々求められたので、「らしさ」を表現する機会が多々ありました。そこで見栄を張らずに素直な意見を言うように心がけることができたのは、自分にとって成長でした。それぞれが持つ個性が自然に見えてくる、というのも楽しかったです!二つ目は、他の言語に対する興味です。先述のように中国・韓国の学生は、母国語と英語以外の言語を使ってコミュニケーションを取っていました。私の学科では第二言語の授業が無いので、第二言語である韓国語は自分で勉強する必要があります。それが思いのほか大変で、諦めかけていました。しかし、日中韓プログラムを通して、母国語が違う人とのコミュニケーションの面白さを再認識し、韓国語はもちろん他の言語の習得にも興味が湧きました!

■最後に一言お願いします!

参加してよかったと心から思います!日中韓プログラムを企画してくださった方々、参加者の皆、このプログラムに関わってくださった皆さんに感謝を伝えたいです。もし、対面のプログラムが再開されたら絶対に参加したいです!ありがとうございました!

 

新井さん、ありがとうございました 🙂

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