「JAPANTENT—世界留学生交流・いしかわ2019—」参加報告(カン ウンソさん)

今年で32回目を迎える「JAPANTENT—世界留学生交流・いしかわ2019—」に本学の正規留学生・カンウンソさんが参加いたしました。

以下、本人からの報告・感想を掲載いたします。


私は8月22日から28日まで約一週間、ジャパンテントの一員として石川県に行ってきました。

ジャパンテントとは日本各地で学ぶ世界各国からの留学生300人を大切なふるさと石川県に招いて開催する国際交流イベント”です。就活も終わり、夏休みが始まったところだったので、ジャパンテントのチラシを見て、これはとても楽しそうできっといい経験になると思いました。簡単な書類選考はあったのですが、選ばれた時は言葉にできないくらい嬉しかったです。

3泊に分けて2家族の現地のホストファミリーのお家でホームステイさせてもらいました。
最初のホストファミリーは石川県のかほく市にある家族でした。

かほく市のホストファミリー家族と一緒にホームステイしていたタイ出身の友達

かほく市は石川県の割と奥の方にある町だったのであまり知られてはいないところでしたが、自然がとてもきれいで田舎特有の人情味があるとても温かい町でした。

特に子供がたくさんいる家庭が多かったため、自由時間ができた時は4家族同士でバスをレンタルして岐阜県の白川郷にも行ってきました。

岐阜県の白川郷、あいらちゃんと
かほく市の宇ノ気中学校の学生達と交流の時間

白川郷は写真でたくさん見たことはありますが、実際行ってみたらよりきれいで情緒たっぷりの町並みがたくさん残っていました。

また、かほく市にある宇ノ気中学校の学生達と交流する時間も設けられていて、家族だけではなく現地の様々な方や学生、子供との時間があったのがかほく市でのいちばん嬉しかったところでした。

かほく市の家族の別れの時間、バスが見えなくなるまでずっと手を振ってくれました
かほく市のジャパンテントのスタッフと、ドイツ出身で日本に来て10年目だそうです

2番目のホストファミリーは金沢の家族でした。ここは70代夫婦の家族で退職後の生活を暮らしているとても元気で優しい家族でした。今年でジャパンテントのホストファミリー参加4年目になる家族でした。今まで受け入れたジャパンテントの参加者達の情報が書いてある紙や写真を大切に保管していて、私達を町の人々に紹介する時も「娘」で紹介してくれるとても温かくて優しい家族でした。

金沢はずっと前から旅行に行きたいところだったので、観光するのがとても楽しみでした。21世紀美術館、兼六園、東山など昔ながらの雰囲気がたくさん楽しめるところがいっぱいありました。

21世紀美術館で、一緒にホームステイしていたベトナム出身の友達と
東山で金沢のお父さんと
東山での私
金沢駅

21世紀美術館の場合、人気作品「レアンドロのプール」は、地上部と地下部から観賞できるレアンドロ・エルリッヒ氏の作品で、21美の代表作のひとつです。夏であっても涼しいと感じるような気がしました。見上げると手を振ってる人達もいたりして、プールの中の私も手を振ったりしてとても楽しい時間でした。

また、金箔工芸品や和菓子作りなど色々体験できる時間がたくさんあって、金沢をより理解することができました。和菓子作り体験の時は石川県の北国新聞の取材に協力し、新聞にも載せていただきました。

2019年8月27日石川県北国新聞に載せていただきました

羅列するときりがないほどいい人に出会って本当にいい経験をさせていただきました。

個人的に「経験することに越したことはない」といつも思っています。直接現地に行って、たくさんのことを話し合って、実際様々なことに触れてみることは人生でお金では買えない本当に大切なものだと思います。

今まで東京での生活は学業やバイトでとても忙しい時間を過ごしてきましたが、ちょうどいい時期にジャパンテントに参加させしていただき、とても勉強になりました。日本を理解することはもちろん、世界中からの留学生との交流もでき有益な時間でした。

別れの時、Tシャツに最後の一言を
別れる前に、セレモニーの時
別れのセレモニーの時けんと君と、韓国語が話せていつも‘アンニョンハセヨ’って挨拶してくれました

次年度の募集も情報が入り次第CIEよりお知らせいたします。
素敵な思い出になるかと思いますので、留学生の方はぜひご応募ください♪