日中友好大学生訪中団プログラム参加者からのレポート②

日中友好大学生訪中団の参加者から、プログラムの体験報告が続々と届いています!早速続きをご紹介します。

 

【4日目】

8月29日に行われた千人交流会は、中国で最も優秀な大学の一つである北京大学で開催されました。
午前中は、北京大学の学生とディスカッションを行いました。班ごとにそれぞれトピックを選び、日中の学生が意見を出し合って解決策を見つけ出すという内容でした。私の班では、以前中国では日本のアニメがとても人気があったのに対し、最近は衰退してしまっていることについて話し合いました。アニメの聖地巡礼や声優が中国でも日本と同様に人気なので、中国を舞台にしたアニメや、中国語の吹き替え版をもっと製作し、お互いの国を行き来したいと思える仕掛けづくりをする、というアイデアが解決策として挙がりました。
その後、キャンパスを案内してもらい昼食は学食のおいしい中華料理をいただきました。

午後は、大きな講堂で中国人学生500人と日本人学生500人が集まりました。今後の日中友好関係について福田元総理からのビデオメッセージがあり、学生代表同士の誓いが交わされました。2017年は、日中友好関係の45周年を迎える節目の年であり、日中友好大学生訪中団のような機会が長く継続されると非常にありがたいという福田元総理のメッセージが印象的でした。日中両国の人々が、お互いの国を実際に訪れて、現地の人と話したり交流したりすることが、今後の日中関係にとっても本当に重要なことなのだと感じました。
その後、少林拳の披露や亜細亜大学吹奏楽部の演奏などがあり、大いに盛り上がりました。

中国の学生と、普段友達と交わすような世間話だけでなく、日中関係という大きなテーマについてお互いの意見をかわすことができ、大変素晴らしい経験となりました。日本人学生の代表としてこのような大きな行事に参加させていただいたことをきっかけに、より良い日中関係に貢献できるようになりたいと思います。